2015年2月6日金曜日

古代ギリシャの名作The OdysseyとThe Iliad


Classic Starts The Odyssey Retold from the Homer Original by Tania Zamorsky
Illustrated by Eric Freeberg
Sterling Children’s Books. ISBN: 978-1-4027-7334-1


Classic Starts The Iliad Retold from the Homer Original by Kathleen Olmstead
Illustrated by Eric Freeberg
Sterling Children’s Books. ISBN:978-1-4549-0612-4

Sterling Children’s Booksの高学年児童向きに書き直されたClassic Startsのシリーズから、The Odyssey読了。古代ギリシャの詩人Homerホメロースの叙事詩の原作から、物語に書きなおされていて、とても読みやすかったです。昔、ホメロースの叙事詩の日本語訳の本に挑戦して、日本語が、昔の言葉っぽかったような、高尚すぎてしまったようなで、日本語でも分かりにくく、オリンポスの神々でも、こんがらがってしまったりで、諦めてしまったことがありました。Classic Startsのシリーズで、あった!と、一番ぐらいに嬉しかったのが、The Odysseyで、古代ギリシャの物語を、初めて、楽しみながら、読むことができました。
The Odysseyは、Ithacaの王であり、Trojan Warで勝利をおさめた英雄、Odysseusが、長年帰ることができなかった祖国への帰国の途中に出会う、オリンポスの神々からもたらされる困難や、海路を渡る冒険と、Odysseusの帰還を待つ妻と息子との再会、Odysseusの不在中に、妻と息子を苦しめた者達への報復を描く物語です。神々が、オリンポスの山から、地上に降りて来て、人間と交わりのあった時代のお話ということで、Odysseusに恋をしてしまった女神Calypsoや、息子をけがさせたOdysseusに怒る海の神Poseidonなど、オリンポスの神々も登場し、オリンポスの神々についても、分かるようになる、よい機会となりました。

そして、次に、The Odysseyの前編として、The Iliadがあることを知り、同じく、Classic Startsのシリーズから、The Iliad読了。こちらは、オリンポスの神々を交えての、Trojan Warについての、戦記でした。The Iliadにも、Odysseusの活躍が、ちらりとでてきますが、The Iliadの主役は、別の王達であり、Odysseusの物語というわけではなかったです。The Iliadは、戦う2つの王国のそれぞれが、戦いで、有利になったり、不利になったりの繰り返しで、次々起こる、戦闘のアクションが、中心に語られているのですが、こちらのClassic StartsのThe Iliadには、最後は、どうなったかというところまでは、書かれずに、終わりになってしまっています。原作では、戦いの最後まで、書かれているのかな?と思いました。
The Odysseyの一番最初の序の章で、Trojan Warの終戦と、Odysseusが、帰還が遅れてしまった状況などが、簡略にまとめられています。


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