2015年1月5日月曜日

バレエとなった物語9話


お父さんが、ロンドンのThe Royal Opera Houseなどの、バレエ関係の仕事に携わっていたため、Margot Fonteynを含む、著名なバレリーナにも会ったことがあり、バレエに親しみながら育った著者が、単に、演技や、音楽や、衣装だけではなく、物語も、ダンスを楽しむためには、大切な要素なのだということで、中高学年の児童向きに、人気の高いバレエから、9話を選び、物語として、紹介する一冊で、柔らかい感じのパステル画の挿絵も加えられています。収録されているのは、(1) The Song of the Nightingale, (2) Giselle, (3) Coppelia, (4) Swan Lake, (5) Petrushka, (6) The Boy and the Magic, (7) The Girl Who Needed Watching, (8) The Nutcracker, (9) The Firebird.
そして、最後に、Notes of the Balletsとして、5行ぐらいずつで、それぞれの物語のバレエの舞台に関する概略が紹介されています。
それぞれ、10ページあるかないかぐらいずつの短編にまとめられているので、読みやすく、バレエ観劇の前知識として参考になるというだけではなく、童話としても、楽しめるお話でした。こういう物語に、音楽をつけ、振り付けを考え、バレエの舞台を作り上げるというのは、マジックという感じですね。



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