2013年5月17日金曜日

洋書短編集:News from Heaven

短編の魅力を再発見という感じでしょうか。 初めて読むJennifer Haighの短編集でしたが、New York Times Bestselling Authorということで、PEN/Hemingway Awardなどの幾つかの賞を受賞されている作家の方です。 洋書:News from Heavenは、最新の短編集ですが、架空の、寂れてしまった元炭鉱の町に関わる幾人かのshort storiesが、つなぎ合わされています。時代も、1940年代ぐらいからと、幅があるのですが、ポーランド系の移民を中心に、炭鉱の繁栄と衰退とともに、貧しさにあえぎながらも、小さな町に留まって生活を続ける者と、都会へと離れた者のそれぞれの人生が、短編という、短い物語の中に、ぎっしりと凝縮されて、描かれていて、なんとも言えない、抑えたもの悲しさが漂う、不思議な魅力とともに、一編ごとが、心に染みる短編集となっています。 これが、短編の魅力の真髄と感じるような、そんな作品に出会ったように感じました。
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