2013年4月29日月曜日

ヘミングウェイ The Garden of Eden

最近、すっかり、ヘミングウェイです。 洋書:The Paris Wife(著者:Paula McLain)読了後、ヘミングウェイに興味をもって、ヘミングウェイ自身が書いた、パリ時代の回顧録的、”A Moveable Feast” を読んだのですが、たまたま、次ぎに選んだ、”The Garden of Eden”も、続きのようになりました。”The Garden of Eden”の主人公である、アメリカ人の作家の夫と妻、そして、三角関係となったもう一人の女性は、ヘミングウェイ自身のパリ時代を思い起こさせます。”A Moveable Feast”には、最初の奥さんとの生活が書かれた短い章があるのですが、三角関係については、さらっと書かれただけだったので、こちらの”The Garden of Eden”で、2度目の奥さんとなる愛人も実像として登場して、もう少し、全体的な様子がつかめるような感じです。”A Moveable Feast” も未完で、これは、フィクションと何度も何度も書き直しを試みているヘミングウェイのメモだったのでしょうか?が、添えられていて、”The Garden of Eden”も、ヘミングウェイ死後発表された、未完のフィクションとのことなので、史実に忠実な回顧録というわけではありませんが、ヘミングウェイの私的な生活が元になって書かれた小説という感じがします。”The Garden of Eden”そのものについては、どうなんでしょうか?新しい男女の関係とか、そんなテーマの小説として捉えての読み方もあるようですが、ヘミングウェイ自身は、”A Moveable Feast”の中で、最初の奥さんと別れて愛人と結婚した後、power of remorseということに気がついたと述べていて、そんなところからも、”The Garden of Eden”だけではなくて、”The Paris Wife”と”A Moveable Feast”も読むと、幅が広がるかなと思います。 なぜか、ヘミングウェイの恋愛遍歴から、始まってしまった、私のヘミングウェイですが、この後は、The Nick Adams Storiesで、また、違ったヘミングウェイを読む予定です。ヘミングウェイの文章は、簡略で、とても読みやすいです。 以下のランキングに参加しています。よろしかったら、クリックをお願いいたします。
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