2012年4月3日火曜日

洋書:Sushi American Style


洋書:Sushi American Style
著者:Tracy Griffith

昔、昔、アメリカに来た時、初めてお会いしたアメリカ人の方が、“カリフォルニアロールが大好き”と、日本食が好き、御寿司も好き、と、お話されて、あの頃は、まだ、日本では、アボガドが入ってきていなかったので、カリフォルニアロールが、何なのか、ちんぷんかんぷんだったのですけど、アメリカには、日本にはあるかな?というような御寿司がたくさんあります。カリフォルニアロールは、アボガドと蟹の組み合わせなのですが、カリフォルニアの日本人シェフの方が始められた巻き寿司と読んだことがあります。アラスカロールは、クリームチーズとスモークドサーモンとか、メキシコ風の巻き寿司には、ハルピニオというメキシコの唐辛子が入っているなど、日本人の方には、目が丸くなってしまいそうなアメリカの御寿司のメニューです。すごく自由な発想のような、思いがけない思いつきのようなで、私などは、アメリカの不思議な日本食を試すのも、楽しんでいるのですが、以前、日本人の御寿司にはうるさいという方に、アメリカのこんな御寿司もおもしろいですよ、とか、お話したら、“そういうものは、日本の寿司といわず、アメリカのスシといってもらいたい”とか、言われ、あっ、本当に、スシって、感じだなと思いました。そして、今日ご紹介する、洋書:Sushi American Styleを目にした時には、これは、スシよりもっとすごくて、本当に、Sushiって、感じだなと思いました。日本の酢、醤油、わさびなどの材料や、写真付の巻き寿司の作り方の説明なども含まれているので、おうちで、御寿司を作ってみたいという方には、とてもわかりやすい参考書になっています。本の章は、細巻き、太巻きと、手巻き、fancy sushi、そして、おやつ風のsweet sushiに分かれていて、アスパラガスとヤギのチーズ、松の実,乾燥したトマトの組み合わせや、豚肉と桃、メキシコのハルピニオの組み合わせなどの、どうかな?と思うものから、ロブスターの天ぷらといくら、鮭、アボガドに、わさびを加えたマヨネーズをおとして、天つゆにつけて食べる手巻き寿司や、えびとマンゴーの組み合わせの細巻きなどの、おいしいかも?というものまで、魚以外にも、肉、ハム、チーズ、野菜、果物などの食材を用いた、アメリカ風の御寿司がいっぱいのレシピの本です。特に、sweet sushiの章がびっくりで、御寿司って、何なんだっけ?とか思ってしまうくらい、御寿司らしくないおやつになったsushiなのですが、ココナッツ風味の洋風おはぎに果物が加えられたようなfruiti sushiや、バナナプリンとクリームチーズとアイスに、なぜか炊き上げられたお米が加えられて、春巻きのようになった、chunky moneky rollなど、一口サイズのとてもかわいいデザートが紹介されています。
日本人の方にも、ちょっとびっくりという感じで、こんなアメリカ風のsushiを、楽しんでいただけると、いいのですけど。

***お知らせです*****
4月11日から、5月末まで、日本帰国のため、こちらのブログを、一時中止させていただきます。来週初めまでぐらいまでは、いつも通り、ブログを続ける予定ですけど、日本帰国、わくわく、そわそわです。桜が、ちょっと、遅れてくれるほうが、嬉しいです。

裏庭に咲いている、小さな青い花の群生です。

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