2012年4月2日月曜日

洋書絵本:Everything but the Horse


A Childhood Memory by Holly Hobbie

アメリカには、野生の猿がいないのは、ご存知ですか?
猿蟹合戦のお話があったり、日光東照宮の三猿の彫刻が有名だったり、温泉に入るお猿さんのニュースがあったりと、猿って、日本では、身近な動物で、私も、お猿さんの絵がついた小物とか、かわいいなと思うのですが、アメリカ人には、馴染みがない動物のようで、かわいいでしょう?とか聞いても、うーん、と、ぴんとこないようです。反対に、日本では、馬を持っている方というと、とても限られているかと思いますが、アメリカでは、馬に親しんでいる方が多いです。牧場や農場といわず、馬が飼える敷地に住んで、犬とか猫とかと同じように、自分の馬を持っていらっしゃったり、自宅ではなく、馬専門の方のところで、普段は面倒をみていただいて、時々、乗りにいったりとか。アメリカ人の方とお話していると、子供の頃、自分の馬を持っていたとか、子供の頃馬がとっても欲しかった、と、いうような、お話もよく聞きます。
アメリカの本や映画にも、馬がよくでてきますね。

洋書絵本:Everything but the Horseは、子供の頃、町中から、家族で、古い農場へ引っ越した、馬が欲しかった女の子、Hollyのお話です。電気もない部屋と、屋外のトイレという生活でも、だんだん、木や草原、野草、鳥、自然の香りに囲まれた新しい農場での生活が大好きになり、一番の楽しみは、動物を育てることで、犬、猫、鴨、がちょう、鶏、ぶた、牛とともに、生活していたのですが、一番欲しい馬は、持てないHollyでした。そして、お誕生日に、自宅の空いている厩に、プレゼントが待っているということで、大きなプレゼントをみつけるのですが、馬ではなくて、Hollyが、WOW! と言ったものが、なんだったかということは、読んでからのお楽しみということで、内緒です。馬に馴染みのない日本人の私達でも、あっ、私もすごく嬉しかったと、Hollyの興奮がわかりそうな。

そして、もう一つ、著者についてですが、1970年代頃、日本でも、ホリーホビーのキャラクターが、人気だったのを、ご存知ですか?こちらの絵本の著者名を見た時に、あれ?っと思ったのですが、Holly Hobbieって、絵本などを書かれていらっしゃる方だったのですね。私は、ホリーホビーのキャラクターは、ハローキテイ―とかと同じようなキャラクター商品なのかと思っていたのですが。30年以上アーチストとして活躍されているということで、Toots&Puddle の絵本や、回顧録、The Art of Holly Hobbieなどを出版されているということです。
アメリカのジャンクショップでみつけた、ビンテージのホリーホビーの生地です。こんな女の子のキャラクターが、かわいいかったですよね。

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