2012年1月19日木曜日

洋書:ノリタケチャイナ





日本帰国の際に、アンテイークショップで、“オールドノリタケ”というのを、みたことがあるのですが、日本で、アンテイークのノリタケの食器は、人気があるのでしょうか?日本だったら、集めるといわず、家の食器棚に、古いノリタケが、しまわれているかもしれませんよね。大切にして下さいね。私は、アメリカで生活するようになって、最初に集め出したアンテイークが、ノリタケのようなチャイナでした。今でも、高級デパートのようなところで、ノリタケが、取り扱われていますが、アメリカだと、食器の種類が違って、1月14日にご紹介した、Corning社のセットのような、dinnerwareを1組、2組と、揃えるような感じになります。塩と胡椒入れ、お料理を盛る大皿など、パターンが同じ食器も合わせて揃えられるようになっているので、全部、揃えると、結構な金額になります。dinnerwareを4組とか6組とか、必要な数だけそろえるだけでも、10万円以上ですものね。Chinaもちょっとした財産になってしまいますけど、こういった、代々引き継がれていくような、chinaは、heritage chinaと呼ばれて、こういったchinaだけを専門に取り扱っているアンテイークデイラーの方もいらっしゃいます。家にあるchinaのセットのお皿が一枚割れてしまった、というような時に、こういったアンテイークデイラーの方のところで、同じセットのお皿の代わりを購入したりします。ノリタケも、こういったheritage chinaの部類で、取り扱われていて、日本の誇るchinaですね。私は、ちゃんとセットで揃えているわけではなくて、アンテイークショップで、少しずつ買ったものが、少しずつあるぐらいなのですが、こちらのブログに添付した写真も、そんなノリタケの一つです。色は、レモンイエローで、プリントではなく、金色の柄の部分が、焼き付けたようになっています。私は、こちらの食器を見た時に、ノリタケとは知らず、すぐに、日本のものだと思ったのですが、昔、日本でも、こんな感じの食器、見ませんでしたか?いつ頃のものなのかな?と、いつも思っていたので、ノリタケの本で、調べてみることにしました。まず、洋書:Collecting Noritake A to Z Art Deco & More(著者David Spain)ですが、こちらの本には、私が調べたいと思っていたdinnerwareは、載ってなく、Art Decoなどの蝋燭たて、ケーキ皿、塩コショウ入れ、女性の鏡台に乗せられるような、香水入れ、白粉入れ、置物の動物や人形、花瓶などが、集められていました。著者は、1980年代から、ノリタケを集め出し、Noritake Collector’s Societyも創設したという方です。こちらの本に集められているノリタケには、Art Deco風の女性の絵があったり、大胆なデザインと鮮やかな色が使われていたりと、dinnerwareとはずいぶんと様子が違っていて、アメリカ輸出向けに作られたものなのかな?と、思ったのですが、どうなのでしょう?dinnerwareが、載ってなかったのは、残念でしたが、Noritake Backstampsという章で、1908年から、1986年までの、ノリタケの商標のマークが、はっきりとしたカラー写真とともに、参照できるようになっていたのは、こういったものを探していた!という感じで、嬉しかったです。そして、次に、洋書:The Collector’s Encyclopedia of Noritake(著者Joan Van Patten)を見ましたが、こちらの本には、白黒の写真なのですが、上記の本には載っていない、Noritake Backstamps もあって、私が調べたかったdinnerwareが、集められていました。アメリカで販売された時の広告も含まれていて、値段も参照することができます。1920年代のようなのですが、100 Piece Japanese China Dinner Setsで$42.59とか$56.00というような値段がつけられています。Dinnerwareではなく、テイーポット、カップ&皿、ミルク、砂糖入れがセットになった、Tea Setも、色々なデザインがあります。私が知りたかった写真のノリタケは、White & Goldというパターンのようなのですけど、同じWhite & Goldのパターンのものでも、製造された年代が、ちがっているようで、底のBackstampsを調べる必要があるようです。White & Goldのパターンは、1912年から製造された人気のパターンということなのですが、私のは、いつ頃のものでしょうか?こんなことを調べるのも、楽しいです。

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