2012年1月12日木曜日

洋書ファイヤーキングの取り扱い方

洋書雑誌:Antique Trader December 28, 2011 Issue
Re: Fire-King Collector Interest is fueling a growing market for fakes, repros and fantasy pieces. (Page 18)

昨日ご紹介したファイヤーキングのまがい物に注意の続きで、今日は、取り扱い方の注意についてです。
もともと、カフェ、軍隊、教会で用いられ、手洗いされる食器だったということで、自動食器洗い機は、使用しないほうがよいということです。強い洗剤、高温のお湯で洗うと、ガラスをいため、くすみがでたり、表面の仕上がりを悪くする可能性があります。また、mixingボウルを使う時には、ガラスにきずをつけないため、金属やガラスのスプーンではなく、木製かゴムべらを使うことが勧められています。
電子レンジで使えるかどうかということには、意見が分かれているということですが、Fire Kingは、電子レンジが開発使用される前の食器ということで、使用は、控えたほうが、無難なようです。理由としては、Fire King製造当時は、今日使われている科学成分とは違ったものが、たくさん用いられていたので、電子レンジを用いた時に、どういった反応を起こすかわからないということで、とりわけ、22金が用いられているSwirlのパターンのように、金属が用いられているものは、電子レンジを使わないようにということです。また、Anchor Hockingからも、高熱のオーブンでも用いることができるようにと用いられていた成分が、ビンテージのものと現在のものとは違い、現在のものには、毀れた場合、小さく、あまり尖ったかけらにならないような成分が用いられているけれども、昔のものが毀れた場合には、大きく、とても尖ったかけらになる成分が用いられていて、危険なので、気をつけるようにとのアドバイスが、でています。

ここで、私が、ビンテージの食器を使うにあたり注意するようにと伺ったことがあるお話ですが、Fire Kingなどのミルクグラスについては、今でも、普通に使われているので、安全性を心配したりという話しは、聞いたことがありませんが、一般的な知識として、昔と今では、使用される成分などの安全性の基準が違うので、口に触れるものということで、ビンテージの食器については、現在、体に危険とされている成分が含まれていないかどうかということにも、気をつけた方がいいということでした。日本とアメリカでは、安全性の基準が違うということもあります。

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