2011年9月25日日曜日

洋書クリスマス:O. Henry短編集 The Gift of The Magi



洋書おすすめ:The Gift of The Magi
著者名:O. Henry
1906年出版、英語
ジャンル:Literature & Fiction, Short Stories

明日はクリスマスだというのに、1ドル87セントしかない、という、若く、貧しい妻の言葉から始まる、クリスマスにちなんだO. Henryの代表的な短編です。
妻は、夫へのクリスマスプレゼントを買うために、自身の美しい髪を売り、皮製のストラップを用いている、夫のおじいさんの代から引き継がれている特別な懐中時計のために、プラチナの懐中時計用のチェーンを購入し、夫は、妻にクリスマスプレゼントを買うために、懐中時計を売り、妻が以前からあこがれていた、天然の貝と宝石で飾られた、一対の髪飾りを購入した、と、いうお話です。若い夫婦は、お互いのプレゼントを差し出した時に、それぞれのプレゼントの対象がなくなってしまったことがわかるわけですが、最後に、著者は、キリスト教で語り継がれている、キリストの誕生時にプレゼントを運んできた、三人の賢者と、こちらの若い夫婦を比較し、お互いを思い、自分の一番大切なものを犠牲にしてクリスマスプレゼントを用意し、また、プレゼントを受け取ったこの若い夫婦が、どこにおいても、一番の賢者であると、閉めくくっています。

私が読んだO. Henry の短編集は、The Best Short Stories of O.Henry というもので、こちらに添付したアマゾンのものとは、ちがっているのですが、上記の短編集には、確実に, The Gift of The Magi が含まれているということで、おすすめといたしました。

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